モデル名:スタインウェイ モデル名 model.M(170㎝)
製造年:1926年製
製造国:アメリカ ニューヨーク製
張弦方法:通常張弦
フロント側:低音~中音部アグラフ 高音部カポダストロバー
ピン仕様:総鉄骨
アクション仕様:ダブルスプリング式アクション(スタインウェイオリジナル)
ペダル:3本
鍵盤:88鍵(白鍵:アクリル 黒鍵:黒檀 )
外装:マホガニー(オリジナル外装)
動画URL:https://youtu.be/11BRRrrFZ80 (2024年4月3日公開) 撮影協力:東京ピアノマーケット様
今回は天下のピアノメーカーであるスタインウェイのグランドピアノを収録してきました。
今回も毎度おなじみ東京ピアノマーケット様にお邪魔してきました。
今回の個体は何の変哲もないスタインウェイのベビーグランドであるM型ですがこちらの一台はナント鍵盤以外すべてオリジナルの完璧なコンディションのピアノになります。
アメリカから日本に持ってきた際に貼られていた象牙の白鍵が剝がされたためアクリル鍵盤に張り替えられてしまっていますが、それ以外はハンマーはもちろん弦まで当時のもので響板も割れ無しという完璧なコンディションになっています。 なぜすでに貼られてしまっている象牙を剝がすのでしょうか?本当に無駄なことをしていると思うのですが、本当にどうにかならないのか常々思います。 そんなことは置いといて今回の一台は健康度のかなり高いオリジナルコンディションのスタインウェイです。正直悪いわけがありません。個人的な今までの体感としてはスタインウェイは小型になるほど低音と高音の鳴りのバランスが崩れていく印象があったのですが、この個体はスタインウェイらしい煌びやかな高音に小型とは思えない低音の鳴りがMとは思えないバランスの良さを感じます。 オリジナルのアクションも抜群の弾き心地で流石のスタインウェイ製のオリジナルアクションで演奏者の思いのままの音が出せます。
今回も素晴らしい貴重なオリジナルの楽器を楽しませていただきました。
いたって普通のスタインウェイ。前倒しの譜面台、ペダルの真鍮プレートを見るとこのピアノがニューヨーク製だということが分かる。
この意匠のトレードマークは古いスタインウェイのものになっており現在のものより小さくシンプルになっている。
小さい音抜き穴が多く並んでいるのがM型のフレーム。
ニューヨーク製の意匠のフレームロゴ。ハンブルク製はここのニューヨークの表記が無い。
スタインウェイの代名詞でもあるトレブルベルがモデルMでは採用されていないのが裏側を見ると分かる。
Comments